第1章

12/33
前へ
/66ページ
次へ
『坂野~あんた想像した?』 『え?』 『中川とヤる想像したんだろ』 うわぁ、バレてる… 『してませんて。私イケメンが大好きなんで』 無表情で返答すると私は書類に視線を戻した。 『イケメンか…うちの支店にはいないな!』 『そうですね。イケメン大好きなんでいたら仕事になりません』 『そういやぁ、あいつ…なんだっけ!名前出てこねー!あれ、新しく来たカピバラみたいなやつ!』 見た目若くても頭は40代。 アレアレ、ソレソレ!が増えた成宮さん。 『あー、坂本代理ですか?』 『そーそー!坂野失礼なやつだな!カピバラなんて!』 『いやいや、成宮さん、そりゃないですわー』
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加