第6章 設定上の偽彼氏

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恥ずかしいくらい全てを晒け出されているのに。男たちの手も舌も。 「…いや…、そこじゃ、…あぁ…」 「何言いかけたの?もっとちゃんとはっきり言わないと。聞こえないよ?」 ひくひく震える感じやすい場所のすぐ傍を焦らすようにつ、となぞられ、びくんと痙攣する。…もぉ、無理。 脱がされて身体を押さえつけられてからずっと、みんなに嬲られるように肝心の場所を外したところばかり悪戯されてる。わたしが切なげにびくびく震えるのを見て皆、愉しんで。 卑猥な言葉をかけられるたびにじんわりとそこが熱くなって…。 「すごい、流れ落ちて溢れてるよ。ソファ汚しちゃうな、エッチな汁で」 「こんなにひくつかせて、はしたない子だね。恥ずかしくないの?ここ、破裂しそうにぴくぴく震えてるよ…」 「あぁ…っ、」 触れるか触れないか、くらいにすっと先を撫でられて、仰け反り大きな声をあげる。 「もぉ。…やめて。だめ、…こんなの…」 「欲しくてたまらないの?だったら、ただじゃ無理だよ。ここが欲しがってるご褒美は簡単にはあげられないな」 「んん…っ」 びくびく奥が痙攣し始める。早く何とかして欲しい。何でもいいから。 「あぁ…、おねがい。…触って、あたしの。…そこ」 「そうだな、じゃあ…。上手におねだりしてごらんよ。僕たちがみんな全員、もう我慢できなくなるくらいにね」 不意に押さえつけられてた両手が自由になる。上体を起こされ、手早く背中に大きなクッションが充てがわれた。いつものことだけど。 密かに内心、半分くらい呆れる。こういう時の男たちの意気投合具合、本当に半端ない。殆ど相談もしてないみたいなのに。 両側から再びぐい、と別々に脚を引かれ、そこを露わにされる。誰かの手がわたしの指先を優しくそこへ導いた。 「ほら、自分でここ、慰めて。ひとりで気持ちよくなっていいよ。すごくいやらしく、エッチにできたら僕たちも我慢ならなくて君に挿れたくなるかも…。誘ってごらん、いっぱい弄って見せて」 わたしは呼吸を弾ませ、自由になった両手でそこを自ら慰めた。男たちが息を飲んで前のめりになって全員わたしの指先に視線を集中させて…。 「あぁ…、恥ずかしいよぉ…」 わたしは羞恥に身悶えする。 「見ちゃいや…、あたしの、こんな」 いやらしい姿…。 「そう言いつつ全然指止められないんだな」 からかうような卑猥な囁きが耳に届く。 「こんな濡れた音立てちゃって。
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