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一週間前の日雇いの給料で食いつないでいる。 じいさんによると景気が良かった頃は働こうと思えばいつでも仕事は見つかったらしい。今は日雇いも一握りの人間しかつくことができない。 缶、ペットボトル集めも簡単ではなくなった。資源としての価値が上がったため、自治体、業者の回収システムが整備され、個人の取り分が激減した。その少ないパイを一部の人間がタッグを組んで根こそぎ回収する。 「回ってくる分はねえ」 じいさんは吐き捨てるように言った。 どうやら、じいさんは空缶収集を生計の足しにしていたらしい。
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