レインボー ドリーム エンジェル編(手をつなぐ)

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レインボー ドリーム エンジェル編(手をつなぐ)

巨大隕石は、太平洋に落ちる予定との事で、 人々は、地球の裏側へ移動を始め、混乱しています。 巨大隕石が落ちれば、一瞬で、地球全体が高温の爆風に包まれるので、 どこに逃げても無駄という話がありましたが、 人々は、少しでも可能性を求めて、混乱しています。 混乱の最中、突然、上空に巨大な神様が現れました。 神様  「私は、地球の神です」  「私は、皆さんの心に、直接話し掛けています」  「人類よ、助かりたいならば、手をつなぐのです」  「全ての生命が手をつないだ時、レインボードリームエンジェルが現れ、地球を救うでしょう」  「人類よ、足元を見なさい。他の生命たちは、既に手をつないでいますよ」 足元を見ると、犬や猫、カラス等が、手をつなぎ、連なっています。 その連なりは、あちこちにあり、どこまでも続いています。 海辺では、カメ、カニ等が手をつなぎ、海中へと続きます。 海中では、魚たちが手をつないでいます。 生命の連なりは、地球を何重にも、覆っています。 エンジェルたちも手をつなぎました。 端っこになったユキは、手をつなぐ相手を探していました。 そこへ、神様の声で「私と手をつなぎましょう」と呼び掛けられました。ユキは、神様の声に喜び、手を伸ばすと、 そこには、巨大なゴキブリ女王がいました。 ユキ  「エッ!ゴ・キ・ブ・リ」 思わず手を引っ込めようとしたのですが、 ゴキブリ女王  「ごめなさい。躊躇している時間は無いの」 ゴキブリ女王は、引っ込めたユキの手を強引に掴みました。 手をつないだ瞬間、 虹色の光の輪が、生まれ、大きく広がります。 虹色の光の輪は、世界各地で生まれ、どんどん広がります。 虹色の光の輪は、地球全体を覆い、地球をグルグル回り始めます。 幾重もの虹色の光の輪は、やがて一つになり、地球をグルグル回り始めます。 その中から、巨大なレインボードリームエンジェルが現れました。 レインボードリームエンジェルは、巨大隕石を受け止めました。 レインボードリームエンジェルの手の中で、巨大隕石は、赤ちゃんの姿になりました。 巨大隕石は、星の赤ちゃんだったのです。 そして、レインボードリームエンジェルは、巨大隕石を再び宇宙へ放ちました。
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