さようなら地球編

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ゴキブリ女王  「そういえば、その時に私と手をつないでいたのは、人類の祖先だったように思います」  「もう一つ、ミスターXの言葉も、伝えておきます。」  「私は、ミスターXに、何故、人類を救う事にしたのかを聞きました」 ミスターXの言葉:  「地球人類には、愚かな人間が多いです。」  「でも、少数ではありますが、心ある人間もいます。」  「地球人類を一つの生命と考えれば、愚かな人間は手足、心ある人間が脳です。」  「手足を思い通りに動かせないことは、よくある事です。」  「でも、脳に理性があれば、十分に、生存する価値があります。」 ゴキブリ女王  「地球を離れた人類は、夢エネルギーの力を使う事はできません。」  「でも、科学技術を使えば、やっていけるでしょう。」  「さらに、科学技術を極め、神の領域に達すれば、夢エネルギーを使えるようになるかもしれません」  「人類の幸運を祈ります」  「それでは、私は地球に帰ります」  「大丈夫ですよ。ゴキブリの卵を残したりしていませんから、安心して下さい」
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