レイ編(細胞再生加速)

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レイ編(細胞再生加速)

レイは、いつものように、ジムで、筋力トレーニングを終え、 トレーニング仲間と帰り道、 商店街のショーウィンドウに、ウェディングドレスが目に止まりました。 トレーニング仲間:「筋肉自慢のレイには、ウェディングドレスは無縁だよね。」 仲間の、何気ない言葉が、レイの心に刺さる。 でも、レイは、笑顔で、「ウン・・・」 通り過ぎて、少し歩くと、 本屋さんの店頭に、ウェディングドレスの雑誌が目に止まりました。 レイ「買いたい本があるから、先に行って」 レイは、仲間と別れて、ウェディングドレスの雑誌を手に取りました。 レイが雑誌を立ち読みしていると、 俄かに、背後が騒がしくなってきました。 レイは、気付かず、ウェディングドレスに見入っていました。 その瞬間、背中に激痛が・・・。 振り向くと、男が、ナイフを持って、走り去って行きます。 さらに、他の人たちを追いかけています。 既に、刺されて、うずくまっている人もいます。 レイ「ちょっと油断したな」 ナイフは、レイの背中から胸まで、貫通していました。 レイ「これは、助からないな」   「でも、このままでは、心残り」   「神様!3秒だけ時間を下さい!」   「3秒で、片付ける」 1秒:雑誌を置く 2秒:犯人に向かって走る 3秒:ジャンプ、キック! 犯人は、背中を蹴られ、吹き飛び、意識を失った。 レイも、出血多量で、意識が薄れていく。 レイ「ウェディングドレスを着たかったなあ。心残り・・・」 意識を失った。 周りで見ていた人が、 「救急車を呼ぶから、待ってろ」 救急車を呼ぶために、離れて行く。 人が居なくなった所へ、ミスターXが現れる。 ミスターX「救急車を待っていたら、助かりませんね」 ミスターXは、レイの傷口に手を当てて、 「細胞再生加速!」と叫ぶと、 一瞬、虹色の光に包まれ、レイの傷口が治っていく。 その後、レイは病院に運ばれ、ベッドで意識を回復した。 医者「素晴らしい再生能力ですね。もう、退院して良いですよ」
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