エミ編(銃乱射事件)

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エミ編(銃乱射事件)

エミは、エアロビクスインストラクターです。 フィットネスクラブで、エアロビクスのレッスンを担当しています。 エアロビクスのレッスンに乗じて、参加者をいじめるのが趣味のようです。 本人は、愛の鞭(ムチ)と称しています。  「しっかり覚えて、しっかり動かないと、月に代わって、お仕置きよ!」 と言いながら、楽しくレッスンをしていました。 今日は、子供向けのレッスンです。 レッスン開始直後に、ドアが開き、 突然、銃を持った男が入ってきました。 意味不明な言葉を叫んでいます。  「皆、逃げて!」 エミは、子供たちを避難誘導します。 逃げ遅れた子供が、エミに抱き付いて来ます。 エミが子供を庇ったところで、エミの背中に向けて銃が発射されます。 男は、スタジオを出て行きます。 血みどろになったエミは、 自分よりも、子供の心配をして、  「ケガは無い?大丈夫?」 子供は、幸い、ケガをしていないようです。  「良かった」  「待合室のお母さんの所へ、行きなさい」 エミは、そのまま意識を失った。  「エミ先生が、死んじゃうよ~」 子供は、泣きながら、待合室に向かった。 丁度、その時、 ミスターXも、トレーニングジムで、筋力トレーニングをしていました。 銃を持って、走る男に気が付き、  「あなたは、これで、少し眠っていなさい」 ミスターXは、持っていたダンベルを、銃を持った男に投げつけました。 ダンベルを、お腹に受けた男は、意識を失い倒れます。 ミスターXは、血みどろのエミに気付き、  「散弾銃ですか。これは少し手間ですね。」 ミスターXは、エミの背中に手を当てて、  「細胞再生加速!」 と唱えると、 一瞬、虹色の光に包まれ、 銃弾が、次々に浮き上がってきて、 同時に、背中の傷口が治っていく。
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