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ミスターXとゴキブリ女王編
ミスターXは、薄暗い部屋で、端末に向かっていました。
そこへ、ゴキブリ女王が現れ、ミスターXに話し掛けます。
「宇宙連合本部に、報告しているのですね」
「ところで、あなたは、人間のメスに甘くありませんか?」
「あなたは、地球人類を調査するために来たのですよね」
「人間同士が争って、死滅するのは運命です」
「あなたは、何もせず、その状況を調査するのが役目のはずです」
「人間を助けるのは、過剰対応ではありませんか?」
ミスターXは、困って、
「いえいえ、私は何もしていません」
「地球人の再生能力は、素晴らしいですよね」
ゴキブリ女王は、ムカッとした感じで、
「地球人に、そんな再生能力はありません」
「ゴキブリじゃあるまいし」
それを、近くで聞いていたネズミは、
「ゴキブリ女王の再生能力は、凄いんですよ」
「先日、車に引かれたのですが、チャンと復活したんですよ」
ゴキブリ女王は、ネズミを睨んだ。
ネズミは、余計な事を言った事に気付き、
早々に、部屋を出て行った。
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