パンデミック

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後天的に組み込んだDNAが発見されたことにより、当然宮本の所属している研究チームがまず関与を疑われたが研究室内のどこからも組み込まれたDNAと一致するものは見つからず捜査は難航していた。 そうしている間にも同じような手口の事件は起き続けた。 その頃子供達の学力が飛躍的に伸びていることが注目されていたが、あまりにも学力の上昇が著しいため何か関係があるのではないかと噂されていた。 警察も政府も何の解決策も出せないうちに、加速度的に高い知能指数を示す者が増えていきやがて知能を持て余した者はそれを犯罪に利用するようになり、世の中は混乱していった。
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