変化

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DNAを後天的に組み込む技術、DNA編集技術が確立されてから数ヶ月後世間では犯罪が急増し社会問題化していた。また、多くの現場には証拠となるものが全くと言っていいほど残されておらず、容疑者の目星すらつけられない状態であった。 そんななか、ある男が逮捕された。その男は前科があったのだが、担当した刑事たちは初めはこの男の犯行だと信じられなかった。なぜなら、男が以前犯した犯罪と今回の犯罪では同じ人物がやったとは思えないほど手口が異なっていたからだった。 また前に逮捕した時とは明らかに態度や雰囲気が違ったため、男の身柄は警視庁に移送され検査をすることとなった。その結果、男の遺伝子には後天的に組み込んだとみられる遺伝子があることが分かった。
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