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「やるわよ。やるに決まっているでしょ!」 「いい返事ね。それじゃあ美麗に対する怒りを、憎しみを、殺意を、思いっきり私にぶつけてきなさい」 光子はそうした。私もそうした。 三日後の朝、美麗の遺体が発見された。 教室で肉の塊になっているところを、早めに学校に来た教師が見つけたのだ。 死因は撲殺だった。 なんだかの凶器で頭のてっぺんから足の先まで、人間としての原型をとどめなくなるまでに、徹底的に殴りつぶされていた。 第一発見者の教師は、最初に見たときにそれが一体なんであるかがわからなかったそうだ。 死亡推定時刻がそれほど遅い時間帯ではなかったため、目撃者がいるのではないかとふんだ警察は、全校生徒に一人残らず話を聞いたが、その全員が能面のような顔で申し合わせたかのように「何も知らない」と答えたという。         終
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