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保健室へ行くと、養護教諭の40代くらいの女性がいた。
「あら、どうしたの?」
「…ボールが当たって」
「あらあら。じゃベッドに寝かしてあげて」
そう言われた俺は、3つあるベッドの内、窓際のベッドに彼女を寝かせた。
「どれどれ… ん~お顔は少し赤くなってるわね。 それよりも、頭はうった?」
「…倒れた時に。 多分…」
「そう。 恐らく脳震盪を起こしてる可能性があるわね~。 起きるまでしばらく様子みましょう。 それと君、少し彼女の事見ててもらえる? 先生ちょっと用事あって、少しだけ部屋離れないと行けないのよ」
「…わかりました」
俺は近くにあった椅子を持ってきて、彼女の傍に腰掛けた。
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