星に願いを

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夜空を見上げると流星雨。 いいよね、ロマンチックに流れ星にお願いできる人は。 私なんて失恋ほやほやだよ。 とぼとぼ自転車押して、ひとりで歩く帰り道。 失恋したうえにパンクだなんてどんだけついてなんだか。 「くっそー、私を振るような男なんて滅んでしまえー! ……って、あれ?」 落ちた星がどんどん近づいてくる。 そして……。 流れ星への願いは絶対に叶う。 ――だって地球は崩壊し、私を振る男は全員滅んだのだから。 【終】
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