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目線のやり場に困っているアキをじっと見る。
「やめてよ、何で見てるの??」
恥ずかしそうに顔を手で覆いながらアキがい言った。
「あ、ゴメン、実際会ったらカワイイな。って…」
「ニヤニヤしてそんな事言って、どうせみんなにそう言ってるんでしょ!」
照れながらそう言ってアキが俺の肩を軽く叩いた。
この状況は、初対面クリアだ。
「いや、俺結構正直だから、カワイくないと思うのにカワイイとは言えないよ。その時は落ち着いてるね、とか 背ちっちゃいね、とかそんな感じ??」
「ホントにぃ~??」
「ん~多分」
軽く笑い話しをしたところで
「今日はそんなに時間ないんだよね??」
とアキが言う。
そう。事前に
「少しだけ会う??」
とLINEで約束していたからだ。
「少しだけのつもりだったけど顔見たらチョット長く話したくなっちゃったなぁ」
「ホントに?じゃハルキが帰る時間まで話してよっ」
「そっか、じゃドコか行く?」
「ココでいいよ」
それから話はお互いの過去の話、今の生活、血液型や好みのタイプ、交際遍歴などを話していた。
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