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そこには小さな子狐がいた クロが何を言ってるのか理解出来ずに小首を傾げている 「ハク、欠片とは言えお前は残ったんや あのお子に負けんよぅ しっかり修行して、早ぅ戻ってこい」 "待ってる" そう言ったクロの指をガジガジと甘噛みしていた子狐は、耳をピクッ!と動かしクロを見詰めて 一声鳴いた 「コン!」
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