経済的モラハラ

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私は次の日から仕事を探し始めた。 朝もオットは機嫌が悪かった。 「おはよう」と声をかけてもこっちを睨みつけるだけだ。 何か話しかけようとしても無駄のようだった。 話しかけるタイミングを逃してオットは無言で朝ご飯を食べ、黙って出かけて行ってしまった。 何を怒っているのか。 取り残された私は呆然としていた。 昨日の仕事の話がそんなに腹が立ったのだろうか? 働かないなんて言ってないのに。 言い方が悪かったんだろうか? 何もかもが分からない事だらけで、無性に悲しかった。
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