第1章  入学式

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「入学式を始めます」 「入学式を終わります」 対して面白くない入学式が終わった。 やはりどの学校の校長先生の話も長いのだろうか? 自慢話しかしてなくて、校歌のこの歌詞の意味は…などと、微妙に話が脱線していていた。 その間マオは……… 無言で前を見ながら、脳内で ───確かあの事件の話の続きは…。 と別世界に旅立っていた。 あとはHR。ということで今日の昼ご飯について考え始める。 昼ご飯を考え中のマオは 早く入学式終われ、もう用はない というような雰囲気を出している。 「えー、次は…」 式は終わったのだから、次も何もないだろう。 と心の中でツッコミを入れたマオだったが、次の言葉を聞いた瞬間、少しだけ興味を示した。 「──担任紹介です」 しかし、先生が居るステージまでが遠すぎて、かろうじで女の人ということしかなかった。 途端に興味を無くした彼女は目線をゃや上に向け、ねむーとほんの小さな声で呟いた。
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