第8章 忘れもしないあの日

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6月28日 学校から帰ってくると、裏にある物置小屋らへんから子猫の声が聞こえた。 お母さんが気になって見に行くと、胎盤付きの産まれたての子猫が育児放棄されていた。 いつもは『野良猫は拾わない』主義のお母さんも流石にスルーできなかったらしく、家に持ち帰った。 慌てて段ボールを探すも無かったので、お母さんが段ボールを近くのスーパーまで取りに行く間にティッシュの箱にタオルをひいて、くるんでおいた。 お母さんが家に帰ってきて、段ボールの中にタオルを敷き詰めると子猫を入れ、ついでに買ってきたらしい子猫用の哺乳瓶、子猫用のミルクを片手にググっていた。 そんなこんなでその子猫は成長し、里親募集をかけていた。 三回目にて、子猫(仮命:ローク)の里親候補さんが家にやって来た。 そのときにゴタゴタに紛れてIDOL's7をやり始めた。 それが9月8日。 ────そう、忘れることが出来ない日というのはこの2日のことである。 強烈な出会いを果たしたローク(何処かの国の言葉で『運命』という意味) そんな里親候補さんが来た日にやり始めたIDOL's7 ちなみにロークは里親に巡り会えず、家で飼っています。 元気に家の物を破壊し、いつも家族を困らせています。 この日始めたIDOL's7はみごとにハマり、一番くじやアニメを見るなど、完全なオタクになりましたとさ。
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