アイタイ
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痛いくらい髪をクシャクシャにして、そのままその腕の中に閉じ込めるから、たまったもんじゃない。 あたしが困ってもがくほど楽しそうに高笑いする声は、今でもここに来れば聞こえる。 親に秘密の夜明けが増えたって平気で、あんたに夢中で必死で追いかけて、追いかけて。 そういうのが、今でもクシャクシャに縛り付けて、あたしは前に進めない。 「あほだ、さいてー」 あんたが解いてくれないと、動けないじゃない。
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