アイタイ

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ここに来るのが怖くて辛くて前に進めなかった事は認めるし、あんたの呪縛はすごいとしか言いようがない。 あたしを20年も苦しめた。 それを超えるような人にも出会えず、そこに拘って前に進めなかったあたしの弱さも認める。 でも、時は流れている。 「ゆえ?いこうか」 差し伸べられた優しい手を取ると声が聞こえた。 『見せつけんなよー』 きっと、また。 髪をクシャクシャにしてるんでしょ。 end.
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