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先日、立会い出産の講習を受けたときの彼は、妊婦のお腹の重さを模造した、エプロンを付けさせられ、
「こんなに重いのか、すげーな」
と、驚いていた。
少しでも、大変さや、足元が見えにくい状況や気持ちを分かってくれただけで、講習の有意義を感じられた。
痛みを抜く呼気法や、陣痛感覚を測ることなど、臨月に入る前に事前準備すべきことを学んだ。
それから、陣痛や、破水が、どちらかが先に始まってから、病院に付くまでから、一通りの流れを、看護師が、妊婦役と、夫役と演技しながらやってくれたのを、二人で笑いながら見た。
リアルな演技に、大丈夫かなー、と少し怖れながらも、
初産は、そうそう、すぐには産まれないと聞いて、
「陣痛が始まったら、すぐ連絡くれれば、新幹線でくれば、立会いに間に合うね」
と、立会い出産に向けて、意気込んでくれていた。
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