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「当院では、150センチ以下の妊婦さんや、赤ちゃんとの比率などから判断して、産道と呼ばれる赤ちゃんが出てくる道が、狭いと、お産が進まないので、念のため産道の骨の幅を測ることにしています。
恥骨辺りと、お尻側の骨の幅を、上から下まで3箇所測ると、上から、13センチ、10センチ、8センチ。
頭さえ通れれば、回転しながら赤ちゃんが肩をすぼめて自力で出てこれるけれど、
最低でも、頭が直径10センチぐらいだから、10センチ以上欲しい。
なんとか下まで降りてこれても、最後の難関が8センチ!
ちょうどお猪口みたいな幅になってるか
ら、最後で赤ちゃんがハマり込んで、行き詰まって苦しくて、難しい。
この直径幅8センチは、僕は挑戦したこと無い。凄く狭い…。
頑張って、経膣分娩に挑戦したところで、最後で出れなくて、赤ちゃんが苦しくなったら、
そこから結局のところ手術ってなると、お母さんの体力も、赤ちゃんも、リスクが大きすぎて、このお産は、僕は、最初から予定帝王切開での方が、望ましいと考えてます。」
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