運命の出会い

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今日は皆んなと喋ってる暇はないんだ! とにかく何でもいいから早くバイトを見つけないと 携帯のサイトとニラメッコしつつ・・・ 夕方からがメインのバイトで 学校のない日は昼間から働けて 時給が良くて 服装がうるさくない所 そんな都合のいいバイトある訳ないか・・・トホホ(泣) 1人虚しく、コンビニ弁当を買って家に帰った 私の部屋は8畳のワンルームで、マンションだけ見れば一応女子大生っぽくは見えるんだけど 頭にポアポアターバンを巻き、ついているかどうか分からない 化粧を落としてジャージに着替えた。散らかっったテーブルの上にコンビニ弁当を広げて 「あ~ 私の元にお金降ってこないかな」 「何かいい感じのバイトないかな」 都合のいい事をぼやきながら箸をタラタラと進めていたら ♪~♪~ 「キレちゃう~」 カバンの中をガサゴソとまさぐり 奥底にあった携帯電話を急いで取った 「もしもし~」 電話の相手はさっき私を冷たくあしらった友達の恵子 「バイトなんかあった?」
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