第4章 小姓とは

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ーーーーーーーーーー 一方総司は朝餉のため、広間に着いていた。 「おっ、総司。歳と、みのり君を起こしてくれたかい?」 近藤が笑顔で尋ねると、総司も笑顔を貼り付けて、 「ええ。でも、2人で何やら昨晩タノシイコトしてたみたいですよ(笑)」 「「「………はっ?!?!」」」 幹部の声が綺麗に揃った。 「部屋に行ったら土方さんをあの子が組み敷いてるんですもん(笑)布団も一組しかないし、」 「総司!土方さんが左之弟に喰われたってことかよ?!」 永倉が声を上げる。 その横で藤堂は口が開いたまま塞がらず、 斎藤もお箸を持つ手が途中で止まり、 原田に関してはこの世の終わりのような顔で、 「みのりが…みのりが…。」 と嘆いていた。 そんな3人を満足気に総司が笑う。 永倉は1人感心したように、 「左之弟……酒だけじゃーなく、女もいけるな!あの土方さんの上をとるなんて、左之よりもすげえぞ彼奴は!」 と腕を組みつつうんうんと頷く。 朝から行われたこんな野蛮な話を、 隊士は聞かないふりをし、 山南、井上は近藤の意識を逸らすために違う話を持ちかけ、 異様な空気は幹部の間だけに漂っていた。
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