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営業の山川は大抵、土日は出勤の事が多く事務の私とは休みが合わない。
今日はたまたま山川も私も揃って休みで折角だからお家に招待して手料理でもと……。
って志織のアドバイスなんだけどね。
そして美味しい料理作ってワインでもたぁんと飲ませて酔わせたその勢いでブチューっとそして何ならそのまま押し倒せと……
って志織の発想が段々と親父化している気がするんだけど……。
とは言え、一度キスしたっきり手を出されることもなく結局、仕事でお互いすれ違っててろくに顔も会わせてなくてこれじゃあ付き合ってるのも怪しい雰囲気。
もしかして付き合ってること自体無かったことにされてる?
いやいや、そんなことはない。と、信じたい。
だから今日はのんびりと過ごそうって。
折角、出来た二人の時間だからそういうことよりも先ずは山川とたくさん話して山川の事をもっと知るんだって。
そして、私の事も知って欲しいし。
山川からのリクエストでもあるオムライスの下ごしらえが丁度出来たとき玄関先でチャイムがなった。
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