皆の願い事

2/21
前へ
/21ページ
次へ
 5人が集うマンションのリビングから、物語が始まります。  夕食後、優美がベランダに面した窓から外を見ていた。 「優美・・どうした」  俺は優美のとなりに立ちながら問いかけた。 「うん~~っ、星が綺麗だなっと思ってながめてた」 「ほんとだ」「綺麗」「ほけ~~」  3人娘も窓によってきた。  優美が窓を開けながら、 「外出てみよ。各自イス準備!」  それぞれ、部屋み戻りベランダに各々好きなの場所にイスを置いて、夜空を見上げた。  ベランダはテニスコート1面くらいの大きさがあり、夜はリビングの光が届かない、奥行き側の柵がみえないくらい広い。  俺は、ベランダの中央にイスを置いた。隣に優美がイスを置きながら、 「りょう・・隣・・いい?」 「いいよ・・遠慮しなくても自由にどうぞ・・優美限定だけど」 「「「え~~!優美さんだけ、ずるい~~」」」  優美の後ろからきた3人娘が、苦情をもらした。  優美は顔を真っ赤にして、 「えっ!あっ!うっ!」  フリーズしてしまった。  奏が優美に抱きつき、 「優美さん、素の時可愛い~~ぃ!」  頬ずりしながら「冗談ですよ」と言って離れていった。 「もう!」
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加