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古内 颯太、38歳。
容姿端麗であり甘いマスクを持つ、少々変わり者の臨床心理士だ。
彼はクライアントの身体のパーツからヒントを得るという特殊なカウンセリングを行ってきた。
いわゆる面接という形のカウンセリングではあるが、時には彼女らにふれる場面もある。
そうする事によっていち早く問題点を見つけ、最速で肩の荷を降ろす事が出来るのだ。
極めて際どいカウンセリングは、自らをしっかり保たなくてはならない。
足元をすくわれては本末転倒だ。
さて、本日のカウンセリングはいかように行われるのか。
愛おしい妻への、最終カウンセリングの幕開けだ。
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