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「先生、セキニン、とってくれますよねえ?」 「バカめ。誰がそんな」 檸檬は豊かな胸元から何枚かの写真を取り出し、びらりと広げてみせる。まるで、ストレートフラッシュだとでも言わんばかりに。 「これをバラまかれても、いいんですかあ~?」 そこには気絶した淳一にしなだれかかりながら、満面の笑顔で自撮りする檸檬の<自称ベストショット>の数々があった。 目が点になる淳一。 そういう青年の様子を見た檸檬は、勝ち誇るかのようにして、ニヤニヤと笑みを浮かべてみせた。 秋月プライベート・サービスに、代表者と同姓のアルバイトが勤務するに至った顛末は、おおよそこんなところであった。 【完?】
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