1.あなたと出会ったあの日

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あなたのことが忘れられない。 あなたの大きな瞳は僕を恋という檻に閉じ込めてしまった。 僕は閉じ込められた檻の中でいつも目を瞑る。 目を閉じるとあの時のことがすぐに思い浮かぶ。それは条件反射と言ってもいいほどすぐに。 あなたに会いたい。 けれど会えない。日に日に心があなたを求めてる。 もしも、あなたに会えるなら。 僕は全てを投げ出そう。仕事だってやめてやろう。命だって、捨ててやろう。 あなたを思うと心が離れていくようだ。 いつまでもあなたの海に浸かっていたい。 僕は綺麗な夜空にあなたを想った。 「綺麗な夜の空さん。あなたの美しさはあの時であったあの人によく似ている。」 夜空は光り続ける。 「もし、綺麗な夜さんが、あなたが私の願いを聞き入れてくれるのなら、どうかあの人にまた会わせて下さい。お願いします。」 僕は空に叫んだ。
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