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君の、バカなところが嫌いです。
私は、ずっと君を見つめてきました。
そのたびに、君は美しい。
なのに、君は自分の美しさを知らない。
それは、罪です。
穢れを知らない高校生の君は、
私の想いに気づかずに、バスケ部のキャプテンである愚かな男に誘われるまま、その身を捧げましたね。
身勝手な男は、己の欲望を吐き出すばかり。
神聖な儀式であるべき時間は、痛みを伴うだけの暗い記憶になった事でしょう。
痛みに泣き叫ぶ君の声が、今でも私の耳に残っていますよ。
それから君は、しばらく行為を戸惑うほどにまでなっていました。
君が、選択を間違ったせいです。
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