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下の階のリビングに着くと、そこにはーー
J('ー`)し「やっと来たね」
カーチャンとーー
( ^ω^)「おっwwwおっwww遅よーだおwwwドクオはこんな日にも寝坊かおwww」
朗らかな笑顔の同じ年頃の少年がいる。
こいつがカーチャンの言っていた"ブーン"で、俺の冒険の相棒だ。
今は荷物を床に置き、テーブルで食後と思われる紅茶を飲んでいた。
('A`)「っせーな、しゃーねーだろ。昨日の夜遅くまで剣の練習してたんだからよ」
俺も荷物を床に置き、ブーンの対面の椅子に腰掛ける。
J(;'ー`)し「あんたねぇ…剣の腕を上げたいのは分かるけど程々になさいよ?ここんところ毎日一日中振ってたじゃないの」
カーチャンが呆れ混じりに言いながら、俺の前に皿を置く。
今朝の朝食はハンバーガーにサラダとジュースのようだ。
( ^ω^)「あれは異常www発狂でもしてるのかと思ったおwww」
言葉に草を生やしながら言うブーンを軽く睨み付けてジュースの入ったコップに口を付ける。
オレンジの爽やかな酸味と甘みが口内を満たし、気分までをも爽快なものにしてくれる。
('A`)「俺は至って正気だっつの。そう言うお前は大丈夫なのかよ?今日フィールドに出てモンスターの目の前で腰抜かすなんて事ないだろうな?」
ブーンは紅茶に口を付けながら右手の人差し指を左右に振る。
「チッチッチッ」或いは「甘い甘い」とでも言いたげなジェスチャーをする相棒(予定)がカップから口を離して言う。
( ^ω^)「大丈夫だおwww我が鍛え上げた剣技!とくと御覧あれ!www」
大仰に言うブーンを見て軽く不安になった俺だった。
( ^ω^)「いざとなれば我が特技で敵の目を欺けば良いおwww」
自信満々に言う。言うのは良いんだが……
('A`)「そりゃただの死んだフリだろうが」
( ^ω^)「テヘッ☆」
('A`)「なぐりてー」
そんなやり取りをしている内に、俺は朝食を食べ切っていた。
皿を片付けようと椅子から立ち上がると、俺はある事に気付いた。
('A`)「あれ?カーチャンは?」
周りを見渡すが、いつの間にか姿を消していた。
( ^ω^)「こう言う時はきっと天井にいるんだおwww」
思わず天井を見上げるが、勿論いるはずがなく。
('A`)「カーチャンは忍者かよ」
すると、廊下の方からバタバタと言う足音が近付いて来た。
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