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カーチャンが再びゴソゴソと袋を漁り、次に現れたのはーー
J('ー`)し「お次はコレ!冒険者のオトモ!アイテムポーチ!しかも、そんじょそこらの物とは訳が違う!竜の革を鞣して作った特製ポーチだよ!市場に出れば一つ30000Gは下らないだろうね!」
そう言うカーチャンの手には二つの革製のアイテムポーチ。
(;゚A゚)「またとんでも無いモンブッ込んで来やがったぁぁぁぁああああ!」
仰天せざるを得ない。
( ^ω^)「お二つ60000G…草も生えない…」
ブーンもこれには草を生やしていられない模様。
J('ー`)し「気にしない気にしない!内のアイテムボックスの奥にあった皮を適当に繕っただけだから!さぁさぁ持ってった持ってった!」
そう言われ強引にポーチを渡される。
J('ー`)し「加工し易い素材だから修理もし易いから壊れてもその辺の店で直して貰えるよ。それなりのお金は取られるだろうけど」
俺とブーンはポーチを持ったまま唖然としていた。
('A`)「…えっと、まだ何かある?」
俺はカーチャンの持って来た、未だ膨らんでいる麻袋を見遣り、恐る恐る訊いた。
J('ー`)し「何?お金が足りないって?」
そう言いカーチャンは麻袋を漁り始めるがーー
(;゚A゚)( ^ω^)「「最高の餞別ありがとうございまっす!」」
俺とブーンは速攻で礼を言い、お辞儀した。
J('ー`)し「まぁ、冗談は置いておいて、餞別と言うか御守りを渡すよ」
カーチャンは麻袋の中からーーでは無く、着ているエプロンのポケットから何かを取り出した。
それは、首飾りーーネックレスだった。
J('ー`)し「一応、アクセサリーカテゴリの装備品なんだけどね」
そう言い、カーチャンは二つの首飾りをそれぞれ俺とブーンに渡した。
俺の方は、銀ーーと言うより、白金色のチェーンの先に蒼い星の飾りが付いたものだった。
一方、ブーンの方は黄金色のチェーンに、真紅の太陽の飾りが付いているものだった。
俺とブーンは暫し、自分の首飾りを眺めていた。
J('ー`)し「星と太陽、それぞれがお前達のことを護ってくれることを願ってるよ。ドクオ、ブーン、冒険ってのは、楽しいけど、それだけじゃない。それを忘れずにね」
俺はカーチャンの言葉を噛み締めるように首飾りを握った。
ブーンも何か思う事があるのだろう。
手の中の首飾りを見詰めている。
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