基本的にテストはドタバタする

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初めまして!光龍学院中等部、3-Bの山本魁です! えっ?誰に挨拶してるって?もちろんこれを読んでいるどく…ゲフンゲフン。 まああまり細かいことは気にすんな!禿げるぞ(笑)! 「おい。何わけえわかんねぇこと言ってんだよ。気持ち悪い」 「口には出してないんだが?」 今俺の心を読みツッコミを入れてきたのが小学校以来からの付き合いの鬼口光弥。中学生のくせに金髪であるのが腹立たしい。いかにも不良って感じで恐怖の象徴のような… 「聞こえてんぞ」 「いちいち心を読むんじゃねぇ!」 「そもそもお前も数か月前は立派な社会不適合者だったろうが」 「非行に走った奴は全員そうだろうな。迷惑かけま…」 「いや、間違えたわ。お前は昔社会不適合者だったな」 「なんで俺限定!?お前も周囲にあたり散らしてやがっただろうが」 「あ?やんのかコラ」 「上等だコラ表出ろ」 と、こいつとはいつもこんな感じで喧嘩になっちまう。仮にも幼馴染なのにこんな暴力的な態度ありますかね? バキッ って痛ぁ!?こいつ俺がみんなに説明している間に顔面殴ってきたよ!?信じられるかこんなこと!? 「小説の中だってメタい話すんじゃねぇ!!!」 はいはい。わかりましたよ…。さて、そろそろ本題に入りますか。えっ?これもメタいって?細かいことは気にすんなよそれがこの作品のろせ… 「殺すぞ」 はいさすがにふざけ過ぎましたすいません。 「そんなことより今日中間考査の順位発表だろ?見に行くつもりだったんだよ」 「また唐突だな。別に良くねぇ?そんなん見たところでたいして学力が変わるわけでもないんだし」 「そりゃお前はな!いっつも常時1位だからな!中学入ってからずっとだったもんな!たいして努力もしてないくせに!」 「そりゃお前とは頭の次元が違うからな」 自分で言うかそれ?しかも次元レベルかい。 隣にいる光弥がぶつくさ言いながらも順位表のほうへ向かった。
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