おっちょこちょいな私

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おっちょこちょいな私

2017/04/22 今日はお友達とのショッピングで慣れないヒールをはいたために転んでしまい、膝を擦りむいてしまいました。 通りかかった背の高い女の方が心配して手を貸してくれて、何とか立ち上がることができました。 痛みに顔を歪めながらお礼の言葉を言ったので、気を悪くされていたらどうしようと思いましたが、その女の方は笑顔で私をいたわってくれただけでなく、小さな救急セットを鞄から取り出して怪我の手当てまでしてくれました。 救急セットなんてどうして持っていたのだろうと私が目を丸くしていると、その女の方は、自分はおっちょこちょいで、まわりにもおっちょこちょいな人が集まるもので、と言って笑いました。 彼女はとても綺麗で、私も彼女みたいに優しくて綺麗な女のひとになりたいな、はやく大人になりたいな、と思いました。 お母さんは、いざ大人になると、大人になんてならない方が幸せだったと思う時があるのよ、と言っていましたが、私はやっぱりはやく大人になりたいと思いました。 未来の旦那様、あなたは、大人になった私をどう見てくれているのでしょう。 大人になった私はまだおっちょこちょいな、子供みたいな女性でしょうか。 私ははやくあなたを支えることができるりっぱな妻になりたいと思っていることでしょう。 まだあなたに支えられている状態ならば、かつを入れてくださいね。 でもあなたは、ありのままが君だよと言って笑顔してくれるでしょう。 私はそんな気がしています。 正解だったら私の頭をなでてくださいね。 私は頭をなでられるのが好きなのです。 だから、気兼ねせずにくしゃくしゃにしてくださいね。
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