<Prologue>

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周囲の邪魔にならぬよう、 本部から駆けつけた『魔導師』たちは、 空いているスペースで集まり、 作業へ移行する前の最終確認を行っていた。 「A班は各サークルに共有ラインを接続。 B班、施設内にある訓練棟『特殊エリア』から 魔力供給させるための術式製作。 C班……我々は空間をこじ開けるため、 魔術交差を行う準備をする ……事は一刻を争う。私への報告は怠るなよ。 何か質問は?  ……よし。各自、作業を開始しろ!」 グループとなって、 一斉に散らばる魔導師たち。 ようやく現場の要である 『異界化したドームに風穴を開ける作業』 が開始された。
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