No.01

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龍ヶ峰聡視点 俺の目の前にはなんも取り柄のない平凡な顔の少年 だがそんな平凡な少年に''アイツ,,は虜だ はっきり言えば人混みの中にいたら見つけられるかわからないくらいどこにでもいる少年 アイツどこを気に入ったんだ そう呆れていたら少年悠羅がこの部屋をキョロキョロしていた 理事長(アイツと暮らしているのに何故そんなに見てるんだ? 聞いてみるか。) その理由を聞いてびっくりした 悠羅「確かに俺は今はあの人の物 だが一緒に住んではいない。」 それを聞いて驚いた 悠羅のことはアイツから少し聞いているだがここまで無欲とは… 俺はもう一つ質問したその時彼は権力がほしくてアイツと一緒になったと言った このとき俺はやっぱりと思ってしまった 彼も権力ほしさで親友のアイツと一緒になったんだとだが続けて放った言葉に俺はもっと驚くことになる それは親友であるアイツが自分で利用しろと言ったからだ 親友のアイツは昔から美貌と権力のせいで色んな女や男に言い寄られていた それをアイツは嫌っていた だがアイツは今権力さえも利用してでもこの目の前の少年が欲しかったのだ 悠羅とは一回しか会ってないが意気投合して敬語も外した だがアイツの話になると悲しげな表情や寂しげな表情になるのがまったくわからない アイツといたら幸せのはずなのにと思いながら黙っていると 悠羅「理事長」 悠羅に呼ばれ顔を上げると息を呑んだ 彼の表情があまりに無表情かつ冷めた目でこちらを見ていたからだ 悠羅「理事長は松本雅也(マツモトマサヤ)を知ってますか?」 何故この時悠羅君が敬語を使ったことを気にとめずに悠羅の質問に答えた 理事長「すまない 誰だい?」 この時俺はもっと考えるべきだったんだ そうしたらあんなことにはならなかったのに
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