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何でもあり
両コーナーから二人が近づいて、ガシッと組み合おうとした瞬間、プーッとエロリアンがペガサスの顔に水を吹きかけた。
「しまった!」
一瞬視界を失ったペガサスの腹にエロリアンの蹴りが入った。
腹を押さえてうずくまるペガサスの顔を、エロリアンが思い切り蹴りあげた!
ペガサスのロングヘアーが激しく跳ね上がる。
「ウウッ。」
顔を押さえて転がるペガサスの上にエロリアンが飛び上がって、容赦なくギロチンを食らわせた。エロリアンの太ももがペガサスの首にドスンと食い込んだ。
完全にエロリアンのペースだった。
誰もがチャンピオンの敗北を予感したそのとき、ペガサスの手がエロリアンのかかとをガシッとつかんだ。
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