第1章 始まり

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「俺が、居なくなっても 泣かないで… 笑顔でいてくれ」 「幸せになって?」 もうあれから、3年目の春 母「朝よー 起きなさーい」 み「はーい 起きてますよーだ」 また、あの人の夢を見ていた。 部屋のカーテンが、朝日に照らされている。 コンコンッ(ノック音 「起きてんのー? 遅刻するわよー」 お母さんの声…? (遅刻… 今日、 学校だっけ…) み「準備してるー」 母「ご飯食べていくー?」 み「今日は、いいやー」 (いつもと変わらない 朝 …って言うか…今何時なんだ?) ふと時計に目をやると 8時を過ぎていた。 み「ちょ!え?!やばいじゃん!」 紹介が遅れました。 この物語の主人公の名前は 『神風美衣』『17歳』 女子高生です。 ダダダダッ(階段を降りる音 母「こら 静かに降りなさいよ」 み「ちょっ やばいの 遅刻する!」 母 「気をつけて言ってきなさいよー」 バタンッ(ドアを閉める音 久しぶりに、遅刻ギリギリである。 み「あーやばいやばい!学校裏でよかったー」 ちなみに、家から学校の距離は、5分 友「みー、ギリギリじゃん もっと早く出てきなよ」 み「ごめんごめん 寝坊寝坊」 友香は、同じクラスの同級生 小学校からの幼なじみだ。 ガラッ(ドアの開く音 先「 ほらー 席について 今日からの新入生を紹介 するぞー」 (珍しい うちの学校に、新入生なんて) 先「あいさつしたまえ」 「今日から、この学校に転校してきました。皆川淳人です」 (え… 似てる… 嘘…) 友「みー… 淳人くん 似てるよね…」 み 「なんで…」 それは、3年前亡くした。 美衣の大切な人に 姿形が そっくりの転校生であった。 先「君の席は、神風さんの隣ね」 み (え…?隣?!) ガタン(椅子に座る音 淳「…なに?」 あまりにも、顔をじっと見つめていたのに気づかれてしまっていたようだ。 み「あ、別に…ごめん」 (これからどうなって行くのだろう…) 運命の歯車が、動き始めた。
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