3人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
ボクは、夜空に願った。
「絶望だが希望になりたいと。」
そんな願いに絶望した、ボクの前に現れたのは
希望を纏った少女だった。
その少女は、ミサイルを撃つということで生きることを諦めたボクを
希望で照らしたのだ。
少女は、言った
「私は、希望。
人が絶望するのは
全ての人が希望を捨てた時。
だから、私は諦めない。」
そう言って、ボクの腕を掴み立たせる。
「ボクは、絶望。
希望の光などあるわけない。」
ボクは、少女の手を振り払う。
すると彼女は。
「絶望?
貴方は、希望を捨てていないわ。」
「は?
なにを言っているんだ。」
希望は、ボクの目を見て。
こう告げた。
「だって、絶望は
希望と同じ字があるわ。
望という字よ。」
「………だからなんだ。」
最初のコメントを投稿しよう!