希望

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ボクは、夜空に願った。 「絶望だが希望になりたいと。」 そんな願いに絶望した、ボクの前に現れたのは 希望を纏った少女だった。 その少女は、ミサイルを撃つということで生きることを諦めたボクを 希望で照らしたのだ。 少女は、言った 「私は、希望。 人が絶望するのは 全ての人が希望を捨てた時。 だから、私は諦めない。」 そう言って、ボクの腕を掴み立たせる。 「ボクは、絶望。 希望の光などあるわけない。」 ボクは、少女の手を振り払う。 すると彼女は。 「絶望? 貴方は、希望を捨てていないわ。」 「は? なにを言っているんだ。」 希望は、ボクの目を見て。 こう告げた。 「だって、絶望は 希望と同じ字があるわ。 望という字よ。」 「………だからなんだ。」
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