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ゆっくりとバスタイムを
里美とケイの出会いは青空に白い木蓮が咲き誇るころだった。
白木蓮を見つめていた着物姿の里美にケイは一目惚れをした。
白い木蓮の下でお互いが頬を染めながらたわいない話を交わし合った。
その後ケイからのモーレツなアタックで二人は付き合うことになった。
「なあ、里美お願いがあるんだけど」
「何ケイ」
「俺達付き合って二年たつだろう。その、俺のお願い聞いてくれないか」
「え、ケイのお願いって何よ。聞いてあげる」とすこぶる機嫌のよい里美が答える。
「俺な、一度でいいから、お前の身体で洗ってほしいんだ」
「えー。何それ」
「だから、お前の身体で俺の体を洗ってほしいんだ。今までそんなことしてもらった事ないからやってほしい」と顔を赤らめていう。
「ケイたら恥ずかしいもんヤダ」
「頼むよ。一度だけ。いいだろ。なあ今夜いいだろう」
里美はケイの一生懸命に頼む姿に根負けしてしまい体を洗う事を承諾する。
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