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「瑠璃!久し振りに学校行事の仕事が入ったぞ!」
悪友、徹が昼休みにパンをかじっている俺に声をかけてきた。
徹の隣で大が、ニヤニヤしながら手を擦り合わせている。
大も徹も最近、影が薄いがこいつらのせいで俺の生活が一変したのを忘れてはならない。
「また、変な仕事か?」
学校行事のお仕事と言ったら昨年のクリスマス会がラストだ。
ミニスカサンタになって並みいる男子たちを踏んづけたり罵ったりした不思議なイベント。
学校行事と聞いてイヤな予感しかしない。
「新入生に見せる部活紹介の行事で水泳部から、是非、瑠璃に頼むって言われてさぁ」
徹は嬉しそうに言ってくる。
水泳部だと?あの水泳部か?
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