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しがない物書き
うちは物書き、しがない物書き。
でもね、しがないなりにも案外面白くやってきたとは思うんだよ。
書いたものが増えるごとに世界が広がっていっていると気づくのが、いつの間にか楽しみになっていった。
だけど…分からないこともあってさ。
でもうちの足りん頭で考えるとね?
うちの昼寝と似たようなものかもしれないって、似ても似つかないんだろうけれど思ったんだ。
昼寝ながら見る空が好きなんだ。
あんなにも澄んでいるのに、純粋そうなのに、どうにも空っぽな寂しい色が、うちには理解できていないもの。
だから好きだと思う、届かないけど。
何でだろうね、手は遠くない筈なんだ。
何年も見つめてるのにさ。
うちには…あれは書けないや。
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