患者の兄

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「患者の兄が来た。」 その情報を受付から受けたのは私。 普通なら直ぐ先生にも伝えるのだけど今回、ちょっと気になることがあった。 だから、私自身が確認にいった。 受付のドアを開けるとひどく動揺した様子の若い男性が居た。 「みっ、みっ、湊は大丈夫ですか??」 その様子は、心底患者のことを心配している事が誰が見ても分かるものだった。そこで、ちょっと安心した私が居た。 でも、気になることが残ってる。 だから聞いた 「加害者の方ですか?」
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