夏服ファッションチェック!in新撰組?の巻

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「……」 それは時代劇の侍がよく小袖の上に着ている、肩が逆三角形の変形ベストスーツみたいなアイテムだった。藩の物なのか沖田家の物なのかはわからないけど両胸と背に立派な紋が入っている。ドラマで見たのよりかなり大袈裟で微妙な形だ。バブル期の肩パッドバリバリに入ったジャケットとかヒーロー物のアーマースーツと同類のネタ臭を感じる。しかも下はオレがすっぽり入って隠れられそうな長袴……どうやって歩くんだこれ?つか、出かけるための服なのに外、出られなくないか!? 「コレが……正装……」 武士は肩肘張って生きてるぜ!アピールなの?どんだけ!? 内輪で「俺達イケてるぜ!」って思い込んでる分にはいいかもしれないけど、こんな格好のヤツが刀差して挨拶に来ちまったらカンペキただの危ない人だろ? 「よう、天下統一してやったぜ。夜露死苦!(←)」なんてやって来られたらやんごとなきお方もビビって幕府でも何でもどうぞ勝手に開いてくれ!ってなりそう……いや、そういう狙いで考えついたとしか思えない…… 「みんな今、総髪だしさ。裃を着るならせめて月代くらい剃らないと」 そう……なの? この時代の美的センスって時々よくわからないな……
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