一大勢力へ

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こうしてお雪らは、同盟ながら今川家を吸収 曳馬城は海と山に囲まれているため、今川家の本城にしようという話になった 今川家の方から、商人が流れてくる さらに農民や、今川家家臣の家族もやってきた 曳馬城の人口は一気に増加し、お雪は陣地を広げるため苦労した 1560年8月 お雪は家臣や兵と一緒に突貫工事をしていた そこへ北条家から使者がやってきて、 「北条軍、上杉・長尾連合軍に急襲されております。援軍を」 「良いでしょう。久野氏忠と安倍元真、奥平貞能に軍を編成して」 「はっ!」 兵の1人が返事をする 「君は関口親永と瀬名貞綱を呼んで、それぞれ2,000率いて今川氏真に援軍要請後、北条へ援軍行って」 「はっ!畏まりまして」 違う兵の1人が返事をして去っていった お雪は使者に振り返ると、 「ここまでご苦労様、少し休んでいったらいいわ」 「ありがたき」 お雪は工事を一旦中止し、使者を伴って曳馬城に戻っていった
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