もう一度、あなたに逢えたら-2

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でも、当然ながらまったく勝負にならなかった。 負けるものかと鼻息荒く彼のネクタイと格闘している間に、私のブラウスのボタンはすべて外され、身体はどんどんあらわになっていく。 「待ってください……!早すぎます」 「最初の夜も、あなたはネクタイで苦戦していましたね」 「だってネクタイをほどいたことが……」 開かれた胸の谷間に彼の唇が落ちて、吐息を漏らした私の手はネクタイから外れた。 「邪魔しないで……」 ベッドに倒され、唇にキスを受けながらまたネクタイに手を伸ばす。 ようやく結び目を緩めた頃には、私のスカートは取り去られて下着だけになっていた。 「待って……まだ、待って」
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