0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
昔々小さな国の王様が言いました
「全ての国を自分の物にしたい」
王様は考えました
「よし!大きい爆弾を作ろう!」
部下達を集め、直ぐに命令を出しました
「とびっきり大きいのだ!そうすれば他の国の者は恐れ私に従うはずだ!」
王様は自慢するように他国からくる人々に爆弾の話しを話していました
「今、私の国では爆弾を作っている!強そうだろ!自分の国に帰ったら皆に話すと良い!」
噂はたちまち広がりました
他国の王様はその噂を聞いて話がしたいと王様に手紙を書きました
けれど王様は手紙を読まず、他国の王様と会おうとしませんでした
「私が凄いものを作ってるから、皆怯えているのだ!臆病者と話すことなどない!」
王様は爆弾を作ることに夢中でした
「王様、これで宜しいでしょうか」
「まだ小さいもっとだ!」
「かしこまりました」
月日は流れました
「王様、どうでしょうか」
「まだだ!まだ足りん!もっと大きく!さらに人を増やして作れ!」
「‥はっ!かしこまりました」
小さな国は爆弾が大きくなるに連れて、痩せていきました
食べ物を作る者が減り、食べ物が減り
家や車を作る材料は爆弾に持っていかれてしまい
人々は稼げず、食べれずどんどん国を離れて行きました
「‥どうでしょうか」
「もっとだ!いい加減にしろ!」
「これ以上は材料も、皆の体力も持ちません」
「うるさい!作ればいいのだ」
「‥‥かしこまりました」
最初のコメントを投稿しよう!