井の中のカエル

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ある日の朝、王様は違和感で目を覚ましました あまりにも外が静かでした 召使いも起こしにきません 王様は驚いで城の中で叫びましたが、誰も返事をしませんでした 町に出ても見えるのは大きな爆弾ひとつ、人影もありませんでした 王は怒りました 「この爆弾を使って、みんなに言うことを聞かせてやる」 しかし、王様は爆弾を運ぶ手段も爆発させる方法も知りませんでした すると大きな音がしてきました 沢山の馬車が走ってきたのです 大勢の力で爆弾を持っていかれてしまったのです 王様は抵抗する事が出来ませんでした 小さな国に王様はひとり 王様は泣きました 泣き続けました 泣き疲れてた王様は怒りはじめました 「全ては私を裏切った奴らのせいだ」 腹を立て王様が顔を上げ歩こうとすると目の前に金髪で白い肌の女性がたっていました 「なんだ貴様は!」 「貴方の心は悪魔に侵されている、心の病気になっているのです」 「うるさい!何を言ってる!」 「分からないのですね‥では一週間の間、貴方の心の悪魔がどのようなものか夢の中で見せる事にしましょう」 すると女性はスッと消え去りました 「なんだっていうんだ!私は今怒っているんだ!」 王様はひとり城に戻り、部下や出て行った国の者にどんな仕返しをするか考えていました そして、考え疲れその日は寝る事にしました ‥‥ 「うわぁーー!!」 王様の悲鳴が城に響きました 爆弾が自分の上に落ちてきて、爆発する夢を見たのです それは三日三晩続きました 王様は寝るのが怖くなりました 気付けば、ご飯も食べていません 誰も持ってきてくれません 寝れず、食べれず王様は衰弱していきました
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