悪魔の存在

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「馬鹿を言わないで。どこからどう見たって人間じゃない」 「そうですか。これは仮の姿です。どうしてもっていうんなら、本来の姿、見せてあげてもいいですが」 「君は、信じるよ。そして、願うことになる」 その悪魔-バラムの言葉は、予言じみていて、何処か、「本当」と思わせる説得力があった。 「わかった、わかったわよ!信じるわ」 実際は はったり?でも、この世界は… と、半信半疑だったが、「そういう」力はあるんじゃないか、とかけるぐらいなら、してもいいと思った。 「願い…かなえてくれるのよね?」 悪魔たちは、それぞれ違った笑みで、 「「もちろん」」 とうなずいた。
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