3/5
前へ
/17ページ
次へ
「あーもうなんで入ってくるんだよ」 俺は目覆いかぶせて少し考えてみた どうしよう、このマンション ペット禁止なんだけどな。。。 「でもなー」 猫のほうをちらっと見る すやすや、気持ちよさそうに眠っている 首輪もつけているから飼い猫だろうか なら、それなら、少しだけ 飼ってみようかな あんま、泣かなそうだな 顔を覗いてみたく 猫が寝ている横まで移動してみた 可愛い その一言に尽きる 顔見てたら、少し眠くなってきた 寝ようかな少し、ご飯かって、あげ、、、な、、、、、、 外からは夏のうるさいヒグラシの声が聞こえてくる その音は徐々に高くなっていって そして、すぐに低くなってしまう いつもなら、うるさいだけの音も疲れているのだろうか だんだん眠くなっていく 「ねぇ、ごはん、お水」 「起きてよ、もう無理―」 すぐに布団を上にあげ飛び起きた 「あ、やっと起きた」 少女はこちらをみて 「おはようございます、そして私を拾ってくれてありがとうございます」 頭の中はもう何がなんだかわからなくなってしまった
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加